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投資信託は証券会社ランキングで買うと失敗する

証券会社が投資信託の売れ筋を紹介するときに必ず表示するのがランキングです。この証券会社の投資信託ランキングどおりにファンドを購入するだけで投資に失敗する確率が高くなります。売れ筋=よいファンドとは必ずしも言い切れないからです。証券会社の投資信託ランキングの裏事情を見ていきましょう。

投資信託ランキングは流行を表すもの

どんなファンドを購入しようか探すときに、ほかの人の状況が気になるのでつい見てしまうのが投資信託ランキングです。しかし、この投資信託ランキングは「よいファンドだから」上位に位置しているものではありません。ランキングは流行を表しているもの、ニュースなどで有名になったもの、みんなが買いだと判断した投資信託が上位にきているだけです。したがって、ランキング上位だから買おうという考え方は絶対にしないでください。投資信託はメディアで紹介されたり、価格が割安だと判断されればそれだけで取引が集中し、ランキング上位に食い込んできます。中でもブルベアファンドや新興国(インドやブラジル)などのハイリスク商品は成果が出るとリターンが大きくなり、よいファンドに見えてしまいがちです。

投資信託はこれから成長するかで判断

例えば、マネックス証券での投資信託の売れ筋ランキングでは、課税ものもNISAも「ひふみプラス」が1位になっています。確かにいろいろなメディアで有名だったりする投資信託ではありますが、本当に買うべきかどうかは、目論見書を見て判断してください。また、ランキング上位の投資信託は+20%以上なので高収益率に見えますが、今後もこのリターンが実現できるとは限りません。さらに、投資信託をトータルリターンの高い順で並び変えると、ランキングでは国内成長株が並んでいます。しかし、これはアベノミクスによる株価上昇があったためです。投資信託は客観的に、目論見書の情報で、過去の成績やこれから成長するかどうかを判断してください。■「投資信託銘柄」おすすめ記事
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