
実は、「リンク」という名称を持つ仮想通貨には、2種類あるのをご存知ですか?
コミュニケーションアプリでおなじみのLINEの「LN」という仮想通貨と、Chainlinkという仮想通貨「LINK」の2種類です。
いずれも「リンク」と呼ばれているので、紛らわしく、投資家を悩ませるタネになっているようです。
一体、何が違うのでしょうか?
本記事では、それぞれの違いを解説しつつ、LINEのLNの特徴やそれが取引できるLINE BITMAXの特徴をまとめました。
目次
LINKとLNの違いをさらに深堀りしてみよう
シンボル | LINK | LN |
目的 | ブロックチェーンと外部システムを繋ぐために誕生 | LINEトークンエコノミーのために誕生 |
発行者 | セルゲイ・ナザロフ氏 | LVC株式会社 |
発行日 | 2017年9月 | 2018年9月 |
仮想通貨人気ランキング (COIN Market Cap) |
21位
(2021年12月1日現在) |
209位
(2021年12月1日現在) |
発行総数 | 約1億2,000万枚 | 10億枚
(2021年の段階では1億枚) |
国内取引所 |
|
LINE BITMAX |
海外取引所 |
|
(※日本国籍の人は利用できません) |
ところでLINEの「LN」のLINEトークンエコノミーとはなんなのでしょうか。

引用元:LINE BITMAX
LINEが独自通貨LNを使って、LINEサービスをより発展させていくことです。
ちなみに、LINEのサービスを使ってLINKを貰えることを「LINKリワード」と言います。
LINKリワードには、期限が存在するため受け取り方法も知っておいたほうがいいかもしれません。
●LINKリワード

引用元:LINK BITMAX
- LINE BITMAX Walletにアクセス
- LNの受け取りを申請
➤【LINEのトーク画面】LINE BITMAX Walletで申請できます。 - 【LINE BITMAXのお知らせ】入庫通知がきたら完了
LINE BITMAXから「自動受取申請」の設定を行うと上の操作をいちいちせずに受け取れて便利。
受け取った後は、そのまま保有してもいいですし、日本円に換金するのもいいでしょう。
●LNを日本円に換金する方法
- LINK BITMAXからLNを売る
引用元:LINE BITMAX
➤売りたい数量を入力し、売るをタップ
- LINK BITMAX Walletから日本円を出金を選択し、送金先を選択

引用元:LINE BITMAX
身近さで言えばLINEじゃないかな?
”元祖LINK”は、2017年に発行している「Chainlink」
(チェーンリンク)の方だよね。
ここからはLINEの「LINK」(LN)の特徴を見てみましょう
LINEの独自通貨LINK(LN)って何者?
LINEのサービス(LINE BITMAXなど)を使うと貰えるのが、LNです。
まだ使えるところは少ないのが残念なところです。
■LINKリワード

引用元:LINE Blockchain
こちらから確認できるよ。
LINEをよく利用する人にとって利便性がありそうです。
LNはLINEの会社で発行されているので、LINEにも着目して考えてみましょう。
もしLINEに将来性があれば、LNの価値が上がり、保有するのもいいかもしれません。
最近では、仮想通貨やNFTと最先端のサービスを人々に提供しているのが印象的。
また、営業利益も上昇傾向にあり、経営も好調のようです。
LINEに関係しない所では、まだ普及していないのが使いづらい!?
2021年12月の段階では、LINE BITMAXとBIT FRONT、Bithumbの3箇所で取り扱っています。
国内では1カ所と少ないのが残念なところ。
今後LNを取り扱う取引所が出てきたら、今よりも価格が上昇する可能性があるため上場の動きに注目です。
LNはどうやって取引するのでしょうか?
現段階ではLNを購入したり、リワードでLINKを貰えたりはできます。
しかし、保有しているLNを違うサービスの決済手段として利用できるのはNFTマーケットβのみで少なくまだまだ発展途上で使いづらいかも。
LINK(LN)が取引できる国内唯一の取引所「LINE BITMAX」とは?
日本国籍ではLINE BITMAXのみ取引ができます。
LINE BITMAX 3つのメリット
①国内初!1円からできてお手軽
最低取引金額が安く、少額から取引ができるのが1番の魅力です。
多くの取扱商品を持つ、仮想通貨取引所コインチェックでは、
500円から。
また、bitFlyerでは100円から取引ができます。
つまり、LINE BITMAXが業界最安値。
少額から取引したい人にぴったりな取引所と言えます。
②入金が簡単に行えるLINE Payと連携ができる
LINE Payとの連携で簡単に入金ができるため、いちいち日本円を銀行から入金する手間がありません。
LINE Payをよく使う人にとっては使いやすいかも。
③貸すだけで賃借料がもらえる、貸仮想通貨サービスがある
あまり取引をせずに、そのまま保有している人は貸仮想通貨サービスを利用するとお得かもしれません。
しかし、LNは2021年12月現在は固定期間型のみなので途中解約はできません。
LINE BITMAX 3つのデメリット
①取扱商品が少なくさまざまな通貨に投資できない
取扱い商品は、6種類と少なくあらゆる通貨で取引したい人にとっては物足りないと感じるかもしれません。
しかし、主要な仮想通貨は扱っています、取扱い商品を確認してみましょう。
- リンク
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
②予約注文の有効期限が短く初心者には不向きかも?!
一般的に指値注文と呼ばれるものを初心者でも分かりやすいように「予約注文」としています。
しかし、有効期限がない取引所が多い中、LINE BITMAXでは最短7日、最長30日と有効期限があります。
値動きを短期で予測して注文しなければならず、実は初心者には敷居が高いかもしれません。
③貸仮想通貨サービス以外のサービスがない
少額で多額の取引ができるレバレッジ取引や少額からできるつみたてができません。
ですので、購入や個々でのやり取り以外で仮想通貨を楽しみたい人には物足りなさそうです。
しかし、サービスが少ないため仮想通貨の初心者にはいいかもしれません。
LNはLINEの独自通貨でLINKはChainlink。
LINEをよく使う人は、LINEの独自通貨を選択しよう!
LINKとLNはシンボルで全くの別の仮想通貨です。
仮想通貨に馴染みがない人にとっては、コミュニケーションツールのLINEでLNが使えるためLNの方が身近な通貨になり得るかもしれません。
では、LINKとLNの特長をおさらいしてみましょう。
■LINK
- ブロックチェーンと外部システムを繋ぐために誕生
- セルゲイ・ナザロフ氏により2017年9月に発行
- 人気ランキング21位 (2021年12月現在)
- 国内取引所は2カ所
■LN
- LINEトークンエコノミーのために誕生
- LVC株式会社により2018年9月に発行
- 人気ランキング209位 (2021年12月現在)
- 国内取引所は1カ所
国内で唯一LNを扱っているLINE BITMAXは1円からできる取引所ですが、取扱い商品が少ないのが少し物足りないところです。
LINE BITMAXは、少額で取引したい初心者の投資家にはぴったりかもしれません。
LINEが発表した、「LINE Blockchain 2021 Plans」によるとLNの取引所を拡大し、流動性を高めたいとしています。
まだまだ、LNの成長はこれから、上場する取引所も増えれば価格も上昇する可能性がありそうです。