「仮想通貨”○○が急激に価格上昇した”」
「仮想通貨YouTuberが教える”次くるのは○○”」
というニュースや動画をつい見てしまう気持ちわかります。
今回はその中でも、ネット民が注目しているらしい5つの仮想通貨(MONA、ENJ、OMG、XYM、IOST)について比べました。
表:MONA、ENJ、OMG、XYM、IOSTの特徴
仮想通貨 | 使用用途 | 価格上昇のポイント | 取引方法 |
MONA |
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など |
ENJ |
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など |
OMG |
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など |
XYM |
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など |
IOST |
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など |
※表は左右に動かせます。
MONA

引用元:Monacoin
2ちゃんねる(5ちゃんねる)で、有名なAA(アスキーアート)キャラクター「モナー」を由来する、日本初の仮想通貨です。
僕を、AA化するとこうなるよ。
(=・ェ・=)
ビットコインの6倍の処理速度で、異なる通貨を交換をせずに取引できるところが特長です。
一瞬で双方が取引できるため、通貨の持ち逃げされるというリスクがなく安心できるね。
その特長を活かして「モナ払い」ができるところもあります。
例えば、メイドカフェやショッピングモールでも使えて、ほかにはコミケのイベントでもモナ払いをしている人もいるようです。
「投げ銭」と呼ばれるモナコインをあげる独自の機能がAskMona3.0、Monappyでは使えて、一時期投資家の間でも話題となりました。
しかし、MONAはセキュリティが弱いところがありそこが難点かもしれません。
- AskMona3.0とは、掲示板形式で簡単にMONAをやり取りできるサイト。
- Monappyとは、MONAのオンラインウォレット兼ポータルサイト。
2021年4月から、NFTとMONAがやり取りできるNFTマーケットプレイス「チョコモナカ」が誕生。
まだ始まって間もないため数枚しかNFTがありませんが、これからどのように発展していくのか注目です。
■MONAの価格推移

引用元:COIN Market Cap
1MONA=152円(2021年12月現在)ですが、
最高値1681円にまでなったこともあります。
2017年の急激な価格上昇は、ビットコインの影響を受けてのものです。
ですので、これからの値動きもビットコインの値動きに影響を受けることもあるでしょう。
MONAには、半減期が不定期で訪れます。
半減期とは、発行枚数を減らすことで通貨に希少性を生み出すことです。
実は、これまでに2回の半減期を体験しています。
1回目は、2017年の7月。
そして、2回目は2020年8月です。
3回目は2023年9月ではないかと予測されています。
半減期と価格上昇は密接に関係しており、半減期を行う際の3か月前から価格上昇が起こりうるかもしれません。
まだまだトレンドの通貨かも・・・
ENJ

引用元:ENJ
「Enjin Platform」を利用することで、ゲームのアイテムを資産として利用できる仮想通貨です。
ゲーム内でアイテムを売買できるため、
ゲームで稼げるといったメリットがあります。
■ENJゲームの一例

引用元:Enjin
これまで、苦労して手に入れたアイテムは、そのゲーム内でのみのアイテムでした。
しかし、Enjin Platformを利用しているゲームであれば、苦労して手にいれたアイテムを違うゲームでも使用できるのです。
「課金ばかりでゲーム貧乏になっちゃう・・・」という悩みを解決できるかもしれません。
また、アイテムによっては不要になったものは
メルトという作業でENJに戻せます。
断捨離ができて、また違うアイテムに課金できたら、ますますゲームが楽しめそうです。
■ENJの価格推移

引用元:COIN Market Cap
引用元:COIN Market Cap
2021年3月ごろから価格が上昇し、1ENJ=274円で推移しています。
Enjin Platformを利用しているユーザーは増加傾向にあるため、ENJの需要はまだまだありそうです。
有名ゲーム「マインクラフト」もENJが使えるのですが、加えてマイクロソフトや韓国のサムスンとも提携し話題を呼んでいます。
取引できるところが少ないため、今後上場するところが出てきたら価格上昇が起きるかも。
OMG

引用元:OMG
銀行口座を持っていない人が、金融サービスを利用できるようにするのを目指している仮想通貨です。
世界銀行の調査によると、銀行口座を持っていない人は世界で4人に1人の割合。
日本はインフラが発達しているので、銀行口座を持っていない人がいることに驚く人もいるかもしれません。
しかし、世界の問題をOMGによって解決できたら、経済活動が国を超えて盛んになるかもしれません。
低コストで処理が速いのが大きな特長になります。
どのくらい、速度が速いかというとイーサリアムでは1秒あたり20TPSに対し、OMGは4,000TPSという処理速度です。
200倍もの速さですね。
2017年にOmiseGo(今はOMG Networkへ名称が変更)というスマホでもできる決済サービスが誕生しました。
海外の実績としては、マクドナルドやバーガーキングなどでも決済が可能です。
■OMGの価格推移

引用元:COIN Market Cap
2021年12月現在1OMG=690円ですが、2018年には最高価格2,855円までになりました。
最近は、OMGを保有している人に対しBOBAトークンのエアドロップが実施され、価格が上昇。
ちなみに、エアドロップというのは無料で通貨が配布されることです。
決済サービスだけではなく、分散型の金融サービスDeFiにも参入する日もそんなに遠くないかもしれません。
SBIやSMBC、トヨタファイナンシャルサービスといった大企業から出資を受けているのも将来性があるからなのかもしれませんね。
XYM

引用元:XYM
NEM(ネム)のアップデートでできた仮想通貨で、ブロックチェーンを使って新しい経済を作ることを目指しています。
NEMと比べて、負荷が減ったため67倍も処理速度が速くなりました。
例えば、NFTマーケットプレイス「NEMBER ART」ではNFTとXYMを取引できます。
ほかに、日本の大企業のHITACHIも参入している、金融サービス「mjin」でもXYMが取引可能。
これらように、使い道があると使いやすいかもしれません。
■XYMの価格推移

引用元:COIN Market Cap
2021年3月のアップデートによりNEMからXYMへ、その影響で3月は80円まで価格が上昇。
しかし、上昇後の価格は乱高下を繰り返しています。
2021年11月に取引所Bybitの上場により40円まで回復するものの、2021年12月現在1XYM=29円と再度下落傾向のようです。
価格推移だけでは、ネガティブに聞こえるXYMですが、実は明るい部分もたくさんあります。
- アラブ首長国連邦やマレーシア政府の国家機関との提携
- Fantom Foundationとの提携により、DeFiなどの分散型アプリケーションへの参入をより容易になるかも
- 2022年にカタールで開催されるワールドカップのホテル建設にXYMが採用
2022年のワールドカップ開催前後の値動きにも注目したいところです。
IOST

引用元:IOST
2018年に誕生した仮想通貨で、コインチェックの上場や日本ブロックチェーン協会に加入により、日本でも関心が高くなった通貨です。
また、【2021年】個人投資家が今年に注目する将来性のある暗号資産銘柄ランキングで
5位にランクインしています。
8,000TSPと処理が速く、JavaScriptで開発しやすいところが投資家からの期待の要因でしょう。
■IOSTの価格推移

引用元:COIN Market Cap
2021年12月現在1 IOST=3円ですが、
過去最高値14円になったこともあります。
では、これからどんなときに価格上昇があるのでしょうか。
国内取引所での取扱いは2カ所しかなく、ほかの取引所が上場するときやさまざまな企業と提携するときに価格上昇の可能性があり得そうです。
最近話題のNFTやDiFi、Dappsにも参入しているところも魅力的。
上場しているところが少なく、将来性がある通貨はどれ?!
どの通貨も魅力的で、処理速度が速いため処理速度が遅くなって手数料が高騰するスケーラビリティ問題は容易に解決できるかもしれません。
そこで、ネット民からの支持が熱いENJを保有してみてもいいかも。
理由は3つあります。
- NFT市場が拡大していること
- Enjin Platformの利用者が多いこと
- 国内での上場している取引所が少なく、上場によって価格上昇が期待できること
また、【2021年】個人投資家が今年に注目する将来性のある暗号資産銘柄ランキングで
5位にランクインしています。
しかし、5つの通貨はどれもNFTと関連があり、これからも目が離せない通貨と言えます。
「コインチェック」でまるっと取引しようかな。
XYMなら、Zaifまたはサクラエクスチェンジがおすすめかも。