【金融庁が警告するのになぜ?】Binanceを”使っちゃう”理由を徹底解説

世界で1番大きな海外の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は、日本の金融庁から過去2回も警告されています。
「警告」というと、危険というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかも日本にも仮想通貨取引所がたくさんあるのに、海外の取引所Binanceを投資家が利用しているのか気になりませんか?

その理由を口コミをもとにまとめましたので見ていきましょう。

日本人がBinanceを使うのは違法なのか?

そもそも日本人が、海外の仮想通貨取引所利用するのは、2022年2月現在違法ではありません。

しかし、日本に暗号資産交換業者として登録していない点を問題視しています。
加えて、
口座開設時に本人確認をしていないことも問題視しています。

下記は、暗号資産交換業者に対し登録の義務を法律で金融庁が定めたものです。
暗号資産交換業者に関する内閣府令
第四条 法第六十三条の二の登録を受けようとする者は、別紙様式第一号(外国暗号資産交換業者にあっては、別紙様式第二号)により作成した法第六十三条の三第一項の登録申請書に、同条第二項の書類を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
引用元:金融庁

もし罰則を受けるとすれば、Binance側でしょう。

日本人がBinanceを使う理由4つ

①不労所得が得られやすい

http://twitter.com/axpee0/status/1470655146078388224?s=20

http://twitter.com/Shota_blogger/status/1470169437500485634?s=20

国内の取引所は、販売所や取引所はありますが取引所に通貨を貸し出して利息を稼ぐといったサービスくらいしか通貨を稼ぐ方法はありません。

しかし、Binanceでは大きく分けると3つ方法で稼げます。

Binanceの3つの稼ぎ方
  1. 利息を受け取る
    (=国内取引所と同じ稼ぎ方)
  2. 配当を受け取る
  3. 手数料を受け取る

どの方法も特定の通貨を預けるだけで簡単稼げてしまう手軽さがユーザーの間でも話題なようです。
稼げる方法が国内取引所と比べても多いのも1つの魅力かもしれません。

やり方は簡単です。
Binanceに登録をし該当通貨を交換します。
そのあと、収益というメニューのなかから自分に合った方法で通貨を預けるだけ。

Binanceの稼ぎ方(一部抜粋)
  • セービング:通貨を貸し出して利息を得る方法
    期間の決まっているものや決まっていないものまでさまざまあります。
  • ステーキング:Binanceが代表してプロジェクトに投資している配当を受けとる方法、またはDeFiステーキングというDeFiをしているものにBinanceを通じて投資するもの。
  • バイナンス流動性スワップ:通貨を交換するときにかかる手数料0.1%をもらえる方法。
    ■流動性スワップの例

    スワップの例

    引用元:Binance

     

    2つの通貨のうち1つの通貨を預けるだけで、誰かがスワップしたときの手数料を受け取れる。

  • ローンチパッド:新しいプロジェクトをBinanceを通じて投資し、配当を受け取る方法。
    預けた通貨は減らずに報酬を得られるため、”元本保証型”という人もいます。
    ■Binanceの独自通貨BSBをHighstreet(HIGH)へローンチパッドローンチパッド実際にやってみると、「ステーク」というボタン1つでできてしまうくらい簡単です。
    どの方法で稼げばいいのかよく分からないという人は、稼ぎ方の”総合案内所”「バイナンスアーニング」があるのでそこから選択してみるのもいいかもしれません。

②国内取引所よりも手数料が安い

取引手数料が最大で0.1%かかりますが、取引量とBinanceの独自通貨BNBの保有量に応じて手数料がお得になります。

■国内取引所の現物取引の手数料との比較

Binance コインチェック ビットフライヤー GMOコイン
取引所の手数料 最大
0.1%
0円 0.01~0.2% Maker:
-0.01%
Taker:
0.05%

国内取引所のコインチェックには負けますが、
ほかの取引所に引けを取らないほど取引手数料は安いです。

手数料と言えば、”暗黙の手数料”として知られるスプレッドについても確認してみましょう。

スプレッドとは、購入価格と売却価格の差のことで取引するたびにかかるもの。

上のツイートによると、スプレッドはBinanceが圧倒的に安いのが分かります。

とら
取引手数料もスプレッドも安いなら、取引したい投資家がたくさんいるのも納得だね!

③国内取引所よりも取扱い商品が多くマイナーな通貨も保有できる

世界最大の取引所として知られるBinance。
Binanceでは、350種類以上の通貨を取り扱っています。
日本ではまだ上場していない通貨を早く手に入れて、価格上昇の機会を待つこともできるかもしれません。
一方でコインチェックは国内取引所のなかで取扱い商品が1番多く、17種類です。

また、パンケーキスワップなど仮想通貨で資産運用ができるDeFiの中には、Binanceのブロックチェーンを使っているものもあり、手数料を独自通貨のBNBで支払う必要があるということも1つ、利用している理由の人もいるようです。

④本当は海外の取引所は危険?!だがセキュリティが高い

ハッキングや詐欺コインなどが多い海外取引所(無登録業者を含む)で取引するのは注意が必要と金融庁や消費者庁、並びに警察庁が公表しています。

引用元:金融庁

はたして、Binanceは危険なのでしょうか?
まずは、セキュリティ面がどうなのか確認してみましょう。

http://twitter.com/vc_koyori/status/1049267541053386752?s=20

サイバーセキュリティ評価によるトップ100

サイバーセキュリティ評価

引用元:CER 

Binanceは6位です。
十分に海外の取引所のなかでもセキュリティが高い取引所と言えるかもしれません。

Binanceを利用する上での注意点3つ

利用するにあたりいくつか、注意点があります。
注意点を知っておくとさらに、安心して取引ができますね。

①仮想通貨で入金する必要がある

日本語には対応していますが、日本へのサービスの提供はあくまで行っていないとしているBinanceは日本円で入金ができないという使いづらさがあります。
あらゆる通貨とペアになっているビットコインを入金している人が多いようです。

②スマホからはアプリが必須

スマホで取引したい投資家も多いでしょう。
しかし、スマホから取引するにはアプリのダウンロードが必須となり、ブラウザを使っての取引ができません。

■Binanceのスマホアプリ

バイナンス_スマホアプリ

③いつまでBinanceを利用できるか分からない

実は、警告を受けて2020年1月に「日本から撤退する」と宣言したこともあり、いつまで日本で利用できるのか分からない状態です。

日本に取引拠点がないため、金融庁が取り締まることができず、どうやら警告のみ。

国内取引所よりも手数料が安く、稼げる方法が多いところが投資家の利用動機か

警告されている取引所を利用するのは違法ではありません。

こぞって利用しているのは、どうやら投資家にメリットがあるからと言えそうです。
ローンチパッドは個人では敷居が高そうに思われるプロジェクトに投資できるところが魅力的。
個人では、DeFiなども難しそう面倒というものを「通貨を預けるだけで稼げる」というところがこぞって投資家が使っている大きな理由なのでしょう。

しかし、いつサービスを終了してしまうのかという不安要素がぬぐい切れないので大きく取引するのは、自己判断。
とはいえ、稼げる方法は次々とリリースされるため今後も目が離せない取引所ですね。