
2021年2月、BeepleというアーティストのNFTデジタルアート作品《Everydays: The First 5000 Days》が約75億円(6934万6250ドル)で落札され、NFTアートに注目が集まりました。
NFT取引市場がこの1年間で拡大し、さらに成長する見込みです。
NFTマーケットプレイスにデジタルコンテンツをアップロードし、出品価格を条件付けることで簡単にインターネット上に出品することができます。
今回の記事では、NFTアートの出品方法、NFT市場の将来性について解説します。
目次
意外と簡単?NFTアートの出品
- デジタルコンテンツを作成する
- 出品したいNFTマーケットプレイスを選択する
- ウォレットを接続し、アカウントの承認を受ける
- NFTを管理するためのコレクションを作成する
- 作成したコンテンツをアップロードしてNFTを作成する
NFTアートはPhotoshopやIllustrator、無料のドット絵ソフトなどで作成ができます。
①NFTマーケットプレイスを選択
今回は、最もメジャーなNFTマーケットプレイス「OpenSea」を選択。

引用元:OpenSea 公式サイト
主要の仮想通貨はイーサリアムです
出品するNFTマーケットプレイスには「OpenSea」「Rarible」「NFTStudio」などがあるので、自分の好きなものを選びましょう。
②ウォレットMetaMaskとOpenSeaを連携
右上の「マイプロフィール」からMetaMaskにサインイン。
アカウントを選択し、チェックをいれ接続します。
マイページが表示される。
右上の「Setting」から「署名」する。
次にGeneral Settingsの画面で「Usernameとメールアドレス」を入力。
③作品をアップロード
まずは、作品のフォルダを作成する。
Top画面から「作成」を選択。
あなたのロゴを登録し、「UsernameとサイトのURL」を設定する。
Descriptionにフォルダの説明を記載。
Royaltiesで転売されるときのパーセンテージを設定する。
MetaMaskのアドレズを記入し、下の変更を保存をクリック。
右上「My Collections」を選択し、作った作品フォルダをクリック。
「Add item」をクリックし、出品したい作品をアップロードする。
作品の名前と説明(Description)を記入。
Supply(数量)で希望販売数を記入する。
下の「Create」をクリックする。
出品の展示が完了。
④販売条件を設定
右上の「マイプロフィール」から登録した作品をクリック。
「売る」をクリックする。
販売方法は3つ。
- 固定価格での販売(=Set Price)
- オークションでの販売(=Highest Bid)
- 複数の作品をまとめて販売(=Bundle)
あなたの好きな販売方法を選択し、価格や販売条件を記入。
「Post your listing」をクリック。
ただし、出品にはガス代と呼ばれるトランザクションフィーがかかるので注意しましょう。
NFTアートの作成事例
NFTアートはプロのアーティストだけでなく、誰でも参加することができます。
アーティスト・草野絵美さんの長男「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」くんの自由研究で作成した作品が380万円の価値が付きました。
参考:Business Insider「【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか」
また、株式会社クオンが自社のデジタル・キャラクター・アートの販売を開始しました。
参考:PR TIMES「クオン、世界40億ダウンロード超の自社キャラクターのアート作品35点をNFT化して販売開始。」
クオンは、キャラクターで人々を繋ぎ、 世界を幸せにする会社です。
●事業内容
・キャラクターやコンテンツの開発・世界流通
・キャラクターやコンテンツを使ったオンライン・マーケティング・プロモーション支援
・デザインサービス
引用元:株式会社クオン 公式サイト
市場拡大中!?NFTアートの将来性

引用元:Market History
NFTのデータサイト「NonFungibl」によると、2021年9月時点でNFTの取引高は約23億ドル。
3ヶ月前の2021年7月時点のNFT取引高は1.3億ドルと、取引量がが20倍以上になっています。
今後もNFTアートに参入するアーティストや団体が増えると考えられます。