
NFTを取引できるところのマーケットプレイスは、世界中に約80カ所以上もあります。
しかし、NFTを初めて取引する人はこぞってOpensea(オープンシー)という海外のNFTマーケットプレイスを使っているようです。
何がそんなに魅力的なのでしょうか。
海外のサイトなので、日本語表記ではないという点が足枷になっている人も多いようです。
では、英語を使えない人やNFT初心者でも利用できるのでしょうか。
そこで今回は実際に利用しているユーザーの口コミをもとにOpeanseaの評判をまとめました。
表Openseaのメリット、デメリット
分析対象 | メリット | デメリット |
手数料 |
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サービス |
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Opeanseaで「初めてNFTを出品した」「初めてNFTを購入した」という人が多い
my first attempt to NFTart.初めてnftアートに挑戦してみました。子どもの絵に漢字を添えて。#kanji #nftart #opensea pic.twitter.com/j3BrCrz7Dm
— nihongonojikan16 (@nihongonojikan1) December 20, 2021
This is my first time exhibiting at NFT Art. , and I will be showing my precious works.
初めてNFTマーケットプレイスに出品です。#OpenSea #NFT #ETH #Mint #NFTCommunity #nftcollector #NFTcollection @openseahttps://t.co/of8fpYDXVF
— 小林 玲王奈 | Reona Kobayashi (@ReonaKobayashi) December 20, 2021
Opeanseaの手数料「ポリゴンのブロックチェーンで取引手数料が0円に」
僕も全然詳しくはないですが、openseaってとこでポリゴンを選択すればウォレットが0でも出品できますよ!
— あんどゆー (@AndU753_NFT) December 23, 2021
- ETHの処理が遅く手数料の高騰が起きる問題「スケーラビリティ問題」を解決すべく2019年4月に誕生
- シンボル:MATIC
- 1秒あたりの処理能力(TPS):6,000~7,000TPS
- 特長:処理が速く、イーサリアムブロックチェーンと繋げられる
実は、Polygonのブロックチェーンを使う時に手数料がかかる?!
最近のお悩み。
PolygonにETHをいくら持とうか問題。Openseaでクリエイターさんが
Polygonを選ぶのは、やはりガス代。ただ、お気に入りのクリエイターさんの人数比は
半分ずつくらい。あまり余裕がないから、
Polygonで欲しい作品が出た時に、都度ブリッジ。結局ガス代がかかる。。。#NFT
— うつき@NFT |utk-crypto.eth (@utk_crypto) October 23, 2021
OpenSeaでETHとPolygonのブリッジができるって聞いたから試してみたら、0.01ETH変換するためのガス代が0.02ETHで草生えました。無理。
— Galva♨️r-scent.eth (@remaining_scent) November 3, 2021
ETHをPolygonのブロックチェーンへ移動するときにガス代がかかります。
しかし、OpeanseaでETHで決済するときよりは手数料はかからないようです。
「ガス代をちゃんと知りたい!できるだけガス代を安くしたい」という人は、2つのことを確認してからPolygonのブロックチェーンに移動してみましょう。
■イーサリアムのガス代を確認する方法
①Ethereum Gas Chartsでガス代がかかる時間帯を知る
濃い赤い色がほどガス代がかかる時間帯を表しています。
取引しようと思っている曜日、時間帯をあらかじめチェックしておくのも1つの節約法かも。
②Ethereum Gas Trackerでリアルタイムのガス代を調べる
いざ、取引しようをしても実際どのくらいかかるのか目安が欲しいところです。
「安い時・平均・高い時」の3つの目安があります。
■それぞれのガス代を比べ、円換算したもの
GAS単位(Gwei) | ドル換算(円換算) | 取引完了時間 | |
Low(低い) | 65 | 3.96ドル (454円) | 10 分 |
Average(平均) | 65 | 4.04ドル (463円) | 3分 |
High(高い) | 67 | 4.04ドル (463円) | 3分 |
※2021年12月1ドル=114円で推移
これらはリアルタイムで変動するので、取引する直前にチェックするといいかもしれません。
Highくらいのガス代を用意しておくと手数料が足りないという事態を、未然に防げるかも。
Opeanseaのサービス「ほかのマーケットプレイスで売買してもOpeanseaに載る」
http://twitter.com/wizon_button/status/1368829250447437825?s=20
http://twitter.com/colorful_masic/status/1475724787763003394?s=20
「Polygonはオークション方式が使えない・・・」「英語だから難しい」という声も
Openseaのオークション機能はpolygonチェーンで発行したアセットでは使えない、ちぃ覚えた
— のるふ (@flon732) October 20, 2021
英語忘れたのでopen sea使えない人。
— 275marinerouge (@275marine) December 21, 2021
Openseaの3つのメリット
①販売手数料がNFTマーケットプレイスの中では最安値
出品をするとき、手数料がどのマーケットプレイスでもかかります。
3つのNFTマーケットプレイスで比べてみましょう。
Opeanseaは2.5%、Opeanseaと同じくらい大きなNFTマーケットプレイスのRarible(ラリブル)は2.5%、日本のNFTマーケットプレイスのCoincheckNFT(β版)は10%。
よって、Opeanseaは業界でも最安値。
②ガス代が0円と手数料を気にせず取引できる
「ガス代」と呼ばれる手数料が取引のたびにかかります。
ETHで決済しているマーケットプレイスは多く、処理に時間がかかることもありガス代が高い通貨としても有名です。
ETHの料金が高騰しない時間帯を調べて取引する人もいるという。
しかし、そんな面倒なことをせずともOpeanseaではガス代をかけることなくいつでも取引ができます。
ガス代を0円にする方法は、ETHも使えるブロックチェーン「Polygon」にすること。
ところでOpeanseaを見てみるとグレーやピンク、紫といったカラフルなイーサリアムがあることに気づくでしょう。
これは出品者が好きな色というわけでも、NFTを分けているものでもありません。
一体なんなのでしょう。

- オークション
- 価格交渉時
WETHとは、イーサリアムを高速化したもので、上の2つのことができます。
イーサリアムをスワップなどで交換してWETHにするといいでしょう。
イーサリアムをPolygonのブロックチェーンで決済すること。
Polygonで売買したいときは、紫のイーサリアムを目印にNFTを探してみましょう。
売買をする前に、Polygonブロックチェーンにする方法を紹介します。
①ウオレットにPolygonのブロックチェーンを設定
Metamaskの場合、「設定→ネットワーク→ネットワークの追加」から設定する。
下記をコピペしてネットワークを追加しましょう。
- ネットワーク名:Matic Mainnet
- 新RPC URL:https://rpc-mainnet.maticvigil.com/
- チェーン ID:137
- 通貨記号:MATIC
- ブロックエクスプローラーのURL:https://explorer.matic.network/
②イーサリアムをイーサリアムブロックチェーンからポリゴンブロックチェーンへ移動する(=ブリッジ)
※ガス代がかかります。
③決済時にPolygonのブロックチェーンを選択
③あらゆるコンテンツで出品ができる
ほとんどのNFTマーケットプレイスは、デジタルアートをコンテンツとして扱っています。
一方、9種類ものコンテンツを売買できクリエイターにとっても取引の幅を広げられるかもしれません。
■Openseaのコンテンツ一覧

引用元:Opensea
Raribleは、コンテンツは4種類の取扱いでCoincheckNFT(β版)は2種類。
Openseaの2つのデメリット
①決済通貨が3種類しかないため不便
決済できるのは、ETH、USDC、DAIです。
繰り返しになりますが、Polygonは「通貨」として使えません。
しかし、ブロックチェーンとして利用すると手数料がかからず、速く取引ができるので注意して取引しましょう。
では、ほかのマーケットプレイスの決済通貨とブロックチェーンを比べてみます。
■マーケットプレイスの比較
Opensea | Rarible | CoincheckNFT(β版) | |
対応通貨 |
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ブロックチェーン |
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あらゆる通貨で取引したい人は、CoincheckNFT(β版)がいいかもしれません。
しかし、手数料のことを考えるとETH以外のブロックチェーンも使えるOpeanseaを選択するのが合理的かも。
②英語表記なため初心者には敷居が高いかも
Opeanseaのサイトへ行くと、英語表記で戸惑う人もいるかもしれません。
お金が絡むとなる慎重になる人へ、翻訳機能を使うと日本語でサイトを表示できます。
今回は、chromeでパソコンとスマホで翻訳できる方法を見てみましょう。
■PC
右クリックで「日本語に翻訳」をクリックするだけ
■スマホ
上のアドレス横にあるマークをタップ(黄色で囲んであるマーク)
From(表示されている言語)とTo(翻訳したい言語)を選択し、翻訳をタップ
初めてのNFTマーケットプレイスはOpeansea一択かも
ほかのマーケットプレイスと比べ手数料も安く、利用者数も多いOpeanseaです。
言語の問題は、翻訳機能を使うと日本語表記になり一気に取引しやすくなります。
もしかしたら、NFT初心者でもお得に取引できるかもしれません。
仮想通貨のやり取りやウオレットの準備が事前に必要です。
まずは、仮想通貨やウオレットの準備から始めて大きな海に潜ってみるのもいいかもしれません。