
通信キャリアのauが金融商品を販売しているのをご存知ですか?
auを手がけるKDDIグループの一員、auアセットマネジメントが投資信託という金融商品を作っています。
ここでは同社が手がける投資信託のうち、au PAY ポイント運⽤でおなじみの「auスマート・ベーシック」と「auスマート・プライム」の2種類の投資信託について解説します。
目次
auスマート・ベーシックとauスマート・プライムの比較表
引用元:4つの投資信託から、じぶんに合う商品を選んでみよう!/auのiDeco
- 安定した収益を得ようとするならauスマート・ベーシック
- ハイリターンを狙うならauスマートプライム
海外株式や海外債券は国内のものよりも世界情勢に影響されやすいという特徴があります。
そのため、海外株式や海外債券への投資を考えるならば、あらゆる情報を収集し、リスクがあることに納得したうえで自身に合った投資信託を選ぶことが重要です。
auスマート・ベーシック安定/安定成長型
auスマート・ベーシックは定期預金や預貯金とは異なり、預けたお金を株式や債券などの投資するため、元本が保証されません。また、auスマート・ベーシックが用意する投資信託は2種類あり、『安定』、『安定成長』と、ポートフォリオの比率が違うプランが用意されています。用意されている2つの『安定』と『安定成長』の違いを以下で解説していきます。
そもそも投資信託とは何か?
投資信託とは投資家からお金を募り、金融のプロが代わりに運用するもので、投資知識や投資経験がない方でも気軽に始められる金融商品です。
利益を得られる可能性がある一方、定期預金のように元本が保証されたものではありません。
auスマート・ベーシック(安定)の特色
auスマート・ベーシック(安定)は、国内債券を中心としたポートフォリオで構成されている安定型の投資信託です。
auスマート・ベーシック(安定)はその名の通り、比較的値動きの少ない債券や通貨でポートフォリオが組まれており、全体の20%を海外資産に配分する事で為替変動リスクも抑えた設計となっています。
auスマート・ベーシック(安定)のパフォーマンス
auスマート・ベーシック(安定)は、1年で分配金再投資基準価額から+6%といい成績を残しています。
決算期は9月18日となっており、1期、2期では分配金はありませんでしたが第3期以降では期待できると言えるでしょう。なにより、過去1年で騰落率をプラスでキープしている金融商品なので、画像からも分かるとおり元本を割り込む可能性は低いと言えます。
auスマート・ベーシック(安定成長)の特色
auスマート・ベーシック(安定成長)は、auスマート・ベーシックに比べやや外国国際に配分を分けて中長期的なリターンを狙いつつ、国内株式や通貨を保有する事で安定性を保っている金融商品です。
割合で言うと70%が国内株式や国内債券、残りが外国株式や外国債券でポートフォリオが組まれています。
auスマート・ベーシック(安定成長)のパフォーマンス
auスマート・ベーシック(安定成長)の現在までの通算騰落率は11.9%と高いパフォーマンスを出しています。1ヵ月単位でみるとマイナス月もありましたが、通算で見ると10%を超える高いパフォーマンス結果があるということがわかるでしょう。外国株式や債券の比率が若干高まったこの金融商品は、リスクの低減を保ちつつもリターンも望める優良な金融商品だと言えます。
auスマート・プライム(成長/高成長)の特色
auスマート・プライム(成長/高成長)は、auスマート・ベーシックに比べ、今後成長するであろう海外株式や海外債券の比率を高めた金融商品となります。
auスマート・プライム(成長)は海外株式20%海外債券20%、国内株式35%国内債券25%でポートフォリオが組まれています。
一方auスマート・プライム(高成長)は海外株式35%海外債券15%、国内株式30%国内債券20%で設定されています。
詳しくは引用元の画像をご覧下さい。
auスマート・プライム(成長)のパフォーマンス
auスマート・ベーシックでは騰落率を基にパフォーマンスを提示しましたが、auスマート・プライムに関しては騰落率ではなく年間収益率で表していきます。
2018年にはマイナスで着地していますが2020年までには10%以上をキープしています。2021年はまだわかりませんが、auスマート・ベーシックと比べるとリスクが高い代わりに高いリターンをもたらしてくれる金融商品となっております。
こちらも公式ページに騰落率の記載がなかったので年間収益率でパフォーマンスをみていきます。
2018年は大幅にドローダウンしていますが2019年以降ではそれを盛り返すように高いパフォーマンスを誇っています。
海外株式や海外債券の比率が多い以上リスクも伴いますが、これまで紹介したどの金融商品よりも高いパフォーマンスが出せる金融商品と言えるでしょう。